名古屋大学の長距離パートは今、大きな岐路に立っています。長らく主力として名大を支えて来られた院生の先輩方が卒業し、大きく戦力が落ちてしまいます。
パートとして大きな目標としております全日本大学駅伝予選会では15年以上もの間5位以下にはなったことがなく、さらにその間4回は本戦出場を決めている、東海地区の強豪校としての地位が名古屋大学にはあると思っています。
ここを機に弱体化していって順位を落としてしまう、そうならないようまた新たにチームを作り直していくことが自分の役割だと思っています。
メンバーが大きく変わり、新しいチームとなる長距離パートの強化に、私自身、大きなやりがいを感じております。
自分たちは、ライバルとなる大学の選手たちに比べて、陸上に充てる時間が少なくなってしまう事が多いです。そのため、いかに効率的に練習し、強くなっていくかを考えてきました。しかし、効率化にこだわりすぎるがゆえに、思考が凝り固まってしまう事が多いように思います。
今一度、どうしたら強くなれるのかということに真摯に向き合う事が必要であると考えます。
自分たちの強みは、よく考えて競技に取り組むことができる点です。
強くなるために工夫を凝らし、仲間と情報を共有し、方法を考える。パート長として、チームにそんな雰囲気を作っていきたいと思っています。
パートとして強くなるには、今まで以上に戦力の底上げが必要になります。パート内の雰囲気が変わり、強くなろうとする姿勢が根付き、選手どうし伝播し合うその流れができれば、チームの全体的なレベルアップが可能であると思っています。
そうなることは、最終的に予選会の突破を狙う上で必要なことでもあります。
チーム一丸となって、みんなで高みを目指していきたいと思います。
個人的なことにはなりますが、私自身も最後の一年、どうしても名古屋大学として全日本大学駅伝に出場したいという思いがあります。
これからパート長として、全力で取り組んでいきたいと思います。
長距離パートの応援、どうかよろしくお願いいたします。
長距離男子パート長 塚本 亮司