新女子主将挨拶

こんにちは。昨年に引き続き名古屋大学女子陸上競技部主将を務めさせて頂いております長谷川詩歩です。
まず昨年の結果や目標の達成度を振り返ってみますと、結果はほぼ戦力分析通りで二校対校戦や七大戦での最終的な順位は決して満足いくものではありませんでした。しかし、目標としていた「全員がPB、UBを出す」という目標に関してはほぼ全員が達成し、個々人としては精一杯この目標に取り組めてきたかと思います。
昨年を振り返り、私たち女子陸上競技部に必要なものは何だろうと部員全体で考えたところ、個々人の更なる競技力の向上とチーム力の強化の二つに至りました。
まず、「個々人の更なる競技力の向上」についてです。昨年は上にも述べたように、個々人の力が発揮された一年になったことは事実です。しかし、私たち一人一人の競技力はまだまだ東海地区や七大戦で通用するほどのレベルではありません。なので、今一度何が必要で何が不要か、強くなるためには何をすればいいのかと自分と向き合う時間をミーティングなどでとることによって、一人一人が更に意識を高め、競技力を向上させるために目標を高く設定し練習に励むことができると考えました。そのような時間を大切にし、選手の一人一人の意識と競技力が向上することを目指しています。
そしてもう一つの「チーム力の強化」についてです。昨年も述べましたように「全員がPB、UBを出す」ということが達成できれば自然とチーム力も上がるということを踏まえ、今年も個々人の競技力の向上に目を向けることによって更にチームとしての強化が期待できると思います。しかし、現在所属している選手のみでは限界があるため、特に今年は勧誘強化委員と連携し、昨年より更に宣伝や勧誘に力を入れていこうと思っています。
この二つの点を踏まえて、名古屋大学女子陸上競技部の今年一年の目標は「七大戦3位」としました。この目標は簡単に達成できるものではありませんし、現状を考えると正直非常に難しいです。ですが、選手一人一人に高い目標を意識し、自らがその目標に貢献するという気持ちを持ちつつ練習に励んでほしいという思いと、具体的な数字として表した方が分かりやすいので目標として目指しやすいと思い、この目標を設定しました。また、今年は選手一人一人の意識も大切にしたいので、大目標である「七大戦3位」の他に、大会ごとの目標である中目標と、シーズンごとの個々人の練習目標である小目標もこまめにたてるようにしています。
「七大戦3位」という目標のために現在はあらゆる取り組みを行っていますが、それは今年一年の目標のためというよりも、今後、二年後でも三年後でも名古屋大学陸上競技部がチームとしても個人としても強くなるためだと思っています。今の私たちは決して強いチームとは言えませんが、今は強くなるための土台づくりとして練習やミーティング、新しい取り組みに真剣に向き合っています。以前のように強い名古屋大学女子陸上競技部がいつ見られるかわかりませんが、私たち選手一人一人は必ずもう一度強いチームになるために日々努力して参ります。
名古屋大学女子陸上競技部を率いる私自身が未熟ではありますが、チームの皆と一緒に同じ目標を目指しながら日々精進します。
今年も名古屋大学女子陸上競技部の応援をよろしくお願いいたします。

女子主将 長谷川 詩歩

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