こんにちは、長距離パート長を務めさせていただくことになりました浮津照也です。昨年の長距離パートは大きな試合で結果を残すことができず、大変悔しい思いをしました。その敗因としては戦略等の問題というよりもそもそもの選手層の薄さ、特に中堅層の弱さが一番だと思います。そこで、今年はまずチームとして個々の記録を伸ばしていくことを目指していくことになりました。具体的には、競技力別のグループ毎に5000mで伸ばす秒数を定めました。上位層だけでなく中堅層のグループの選手が目標を達成することで初めてライバル校と同じ土俵に上がることができると思うので、特にその選手については一人ひとりのタイム短縮がチームの勝ちに繋がるという意識を常に持って練習に取り組んでいかなければならないと思います。更に、今年の名大陸上部全体の目標が底上げだということで、例年になく全員で5000mのタイムを計10分伸ばすというチーム全体での目標も設定しました。パート長として大きな試合で戦える選手を揃えることが求められるのはもちろんです。ただそれだけでなく、メンバー全員が自分の記録を少しでも向上させられるように練習の消化度のチェックや個人的な声掛け等やれることをやっていきたいと思います。運営についても全体ミーティングの回数を増やし、多くの意見をメニュー作成等に取り入れられるようにしています。試合で勝つためには、選手以外の人が良い記録を出して雰囲気を盛り上げていくなど、全員の力が必要になってきます。また、全員の力を結集して得た勝利には皆で心から喜びあうことができると思うので、そのようなチームを理想としてメンバーをまとめていきます。
また、以前は競歩に取り組む選手は少なかったのですがここ数年で人数が増え今では7人が競歩パートとして独立して練習を行えるまでになりました。私立の強豪校以外ではなかなかない貴重な環境だと思います。成果も順調に挙げてきており、2017年は主要大会での入賞,日本選手権標準複数名突破,全員がPB更新と充実したシーズンになりました。このままいけば七大戦や東海インカレで上位争いをできるレベルまで伸ばすことが充分に可能なので、冬季で更なるレベルアップを遂げ2018年もこの勢いを持続しチームに貢献してくれると思います。普段の練習は別々に行っていますが、競歩勢の活躍は本当に刺激になっています。
名古屋大学が最後にチームとして全日本大学駅伝に出場したのは2012年です。東海学生駅伝で最後に優勝したのは2005年です。勝ちからかなり遠ざかっていますが、もう一度強い名古屋大学を復活させるため、一年間微力ながら頑張っていきますので、温かい応援よろしくお願いします。
長距離パート長 浮津照也